本記事では、静岡県の人口の多い9自治体の保育料を年収別で比較してみました。
静岡県の保育料の相場はどれくらい?
私の住んでいる自治体は周辺と比べて高いのかな?
このような疑問を解決します!
調査対象の自治体
今回調査対象とした静岡県の自治体は、人口ランキングトップ9の自治体です。静岡県の人口の70%を占める自治体に絞ってみました。
比較に用いたデータは、2024年4月時点で各自治体ホームページに記載の保育料金を使用しています。
◆ 調査対象地域
浜松市、静岡市、富士市、磐田市、沼津市、藤枝市、富士宮市、焼津市、掛川市
留意事項
- 2024年4月時点の保育料をもとに比較しています
- 市民税所得割額から推定した世帯年収を書いていますが、あくまで推定です
(所得割額からの年収の算出は、個人によって控除額が異なるため一概に求めることができません) - 保育標準時間で、一人目の子の保育料で比較しています
- ご自分の保育料は必ず源泉徴収票とお住まいの地域の保育利用料を照らし合わせて確認してください
- 市民税所得割の階層区分は自治体によって変わります。
年収別!静岡県の自治体の保育料比較
静岡県の9自治体の保育料を、年収別で比較してみました!
各自治体の世帯年収330万円未満から1130万円における保育料を比較しています。
では、さっそく見てきましょう!
所得割額48,600円未満(推定年収:〜330万)
推定世帯年収330万未満で保育料が最も高い自治体は、焼津市となりました。一方、安い自治体は静岡市で、焼津市の半額という結果に。磐田市も静岡市と同等の安さですね。
焼津市と静岡市の保育料の差は、年間にすると約10万円になります。
所得割額97,000円未満(推定年収:〜470万)
推定世帯年収470万未満で保育料が最も高い自治体は、富士宮市でした。一方、安い自治体は先ほどと同様静岡市ですね。
年間にすると約21万円も差があります。
所得割額169,000円未満(推定年収:〜640万)
推定世帯年収640万未満で保育料が最も高い自治体は焼津市、安い自治体は磐田市となりました。
年間にすると約18万円の差になります。
所得割額217,000円未満(推定年収:〜750万)
推定世帯年収750万未満で保育料が最も高い自治体は焼津市、安い自治体は静岡市となりました。
年間にすると21万円の差になります。
静岡市および磐田市は安定して保育料が低く抑えられていそうですね。
所得割額301,000円未満(推定年収:〜930万)
推定世帯年収930万未満で保育料が最も高い自治体は焼津市および掛川市、安い自治体は磐田市となりました。
年間にすると約20万円の差になります。
また、気づいた方もおられるかもしれませんが、世帯年収950万円未満と750万円未満の保育料はあまり差がありません。つまり、750万円未満の世帯には負担が重いことが推察されますね。他県の保育料も調査していますが同じような傾向があります。
所得割額397,000円未満(推定年収:〜1130万)
推定世帯年収1130万未満で保育料が最も高い自治体は掛川市、安い自治体は静岡市という結果になりました。
年間にすると約25万円の差になります。
最大保育料の比較
最大保育料がもっとも高い自治体は浜松市、安い自治体は沼津市となりました。
ただし、最大保育料が適用される世帯年収は自治体によって異なるのでご注意ください。
静岡県の保育料の高い自治体ランキング
これまで示した各年収ごとの保育料グラフの順位からランキング化してみました。
第1位: 焼津市(60pt)
第2位:藤枝市(50pt)
第3位:富士宮市(45pt)
第4位:掛川市(42pt)
第5位:浜松市(37pt)
第6位:富士市(34pt)
第7位:沼津市(30pt)
第8位:静岡市(20pt)
第9位:磐田市(17pt)
◆ ランキングの出し方
・各年収の保育料比較グラフで、保育料の高い順でスコア化(保育料1位が10点、10位が1点)
・スコアの合計得点順でランキング化(合計得点が高い=順位が高い回数が多い(=保育料が高い)
まとめ
本記事では静岡県の人口の多い9自治体における保育料について比較してみました。
保育料は人口の多い自治体が安い傾向にありますが、静岡市はやはりその傾向がありそうです。浜松市はそこまで安いわけではないようですね。
他の県の保育料ランキングもぜひ参考に見てみてくださいね!